ホームページ制作の流れはどうなってる?
こんにちは、ディレクターの宗(そう)と申します。
最近チャリ通の時にやはり寒くてズボンの下にパッチを履くべきか否かを迷っています。
晴れ・曇りの日は寒くても出来るだけチャリ通は続けたいなと思ってます。
コラム一記事目はホームページ制作の流れ(制作フロー)をご紹介します。
コラム最後の方には、「安価なホームページがなぜ作れるか?」ということも掲載いたしました。
ホームページ制作の流れについて
さて、株式会社ギブセンスでは、数多くのホームページを作らせてもらっています。
一言で「ホームページ」と言っても、その規模は千差万別、いろんなホームページがあるのは、皆様ご存知の通りかと思います。
規模の大小はあれど、もちろんホームページ制作には基本形となるような流れがあります。
制作の流れは大きくはだいたい次の工程で分けられます。
1.企画
2.資料収集
3.構成・デザイン制作
4.コーディング・構築
5.確認・検証
6.公開
という流れですね。
もちろん細かく分けていったりすると工程は増えますが、大雑把にするとこのような内容です。
それでは、各工程の内容もご紹介していきましょう。
1.企画
「なんのためにホームページを作るのか?」を定義し、目標を達成するためのサイトのデザイン方向性や仕様など含めた設計を行います。
広告などが絡んでくる場合には、その内容も企画時に共有できると良いでしょう。
また、制作を行って、立ち上げた後の運用をどうするのか?という点についても企画に含めておく必要はあります。
【企画の内容】
1)サイトの目的をはっきりとさせる
2)目的に沿ったサイト内容にするために何が必要かを明示する
3)サイトの仕様を確認する(ページ数やコンテンツ内容、システム的な要件など)
4)運用に関しての内容確認
2.資料収集
サイトに掲載するための内容を準備します。
写真(または動画)であったり、内容の文章テキストであったりの用意となります。
直接的にサイトの内容に関わるものを用意するということになります。
当然ではありますが、ネットでググった文章などをそのまま使うことはNGですし、画像を利用することもMGです。
有料や無料で商用利用が可能な写真を用意し、掲載する文章はオリジナルのものを作成しましょう。
ホームページに掲載する情報を作成するための資料収集となります。
こちらの内容は、制作会社でなく、お客様自身でご用意されることが多くなるでしょう。
ホームページに掲載する内容は、お客様の会社(また組織など)のことになるので、そうですよね
3.構成・デザイン制作
ホームページの画面構成やデザイン制作を行います。
ホームページの規模や1での仕様にも依りますが、基本的には
1)ワイヤーフレーム制作
2)デザイン制作
という手順をふみます。
1)のワイヤーフレームとは、デザインが入っていない構成書のようなものです。
デザイナーが「サイトの該当ページにはどういった内容が入るのか?」ということをわかりやすくし、またお客様ともページ内容に関しての認識の相違がないようにするためのものです。
デザインこそ入っていませんが、このワイヤーフレームで「どういった情報(見出し・文章・画像)がページに入るのか?」がわかりやすくなります。
ワイヤーフレームが出来ると2)のデザイン制作に進みます。
1の企画の際に決定したデザイン方向性に沿って、デザインを進めます。
デザインの初稿が出来上がれば、お客様にデザイン確認をしていただきます。
ホームページとして組み込まれたわけではないので、動きなどがなく分かりにくい点もあるかとは思いますが、概ねこの段階で承認されたデザインをベースとして制作を進めることになります。
細かな文言の修正や画像の変更などは、その後でも良いかもしれませんが、色味やレイアウトといったデザインに大きく関わる箇所は、後からの変更となると有料になる制作会社もあるでしょう。
4.コーディング・構築
3で作ったデザインをブラウザ上(インターネット上)で見れるように、ホームページとして組み込む作業や、ホームページの機能(フォームやネットショップの機能など様々な機能)を1で企画・設計した仕様に基づいて構築します。
ホームページのボリュームや仕様などで納期は大きく変わってきます。
1の段階で仕様なども想定されていますので、スケジュールは先に出ている場合が多いでしょう。
5.確認・検証
4までの段階が終わるとブラウザ上(インターネット上)で、ホームページの確認ができます。
この確認・検証段階が公開前の最終段階となります。
- デザイン・レイアウト・構成
- 見出し・文章・画像
- ホームページとしての機能面(ECシステムがある場合やフォームなど)
上記のような内容、全てを確認します。
お客様にももちろん最終チェックを行っていただき、公開前に修正・調整が必要な箇所は、修正を行います。
6.公開
5までの工程が終わると、公開となります。
サイトの作り方や状況によっては、公開後にサイト内リンクに変更があるというような場合もあります。
そうした状況が想定される場合には、公開後にもリンクチェックなどを行います。
いかがでしょうか?
以上が、ホームページを作る工程のご紹介となります。
とにもかくにも「1.企画」が大切になってきます。
この段階で決まったことに沿って2~5が流れるということになります。
もちろん大事でない工程などありませんが、企画・設計はホームページ制作の土台となりますので、大切に考えるようにしましょう。
「意外とホームページの制作は面倒な段階があるなぁ」と思われる方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
やはり手間がかかるということは、そのまま価格に反映されます。
しっかりと上記の工程をふんだホームページ制作は安くはないものでしょう。
安くない買い物だからこそ、しっかりとしたホームページを作るために「目的」をはっきりとさせておきたいところです。
安価なホームページがなぜ作れるか?
ホームページが世の中に溢れた昨今では、「安価なホームページ」も多くあります。
面倒な手間がかかるホームページがどうして安く、または初期費用無料などで作れるのでしょうか?
そうしたホームページは、上記に挙げた工程1~6のいずれかをお客様にて行っていただく、または前もってテンプレートとして用意していて構築する内容をそのテンプレートに当てはめることができるという造りになっていることでしょう。
例えば、目的・作りたいホームページが明確で資料などの用意もある場合などは、すでに工程の1~3の途中くらいまでをお客様だけで行われているということですので、その分の費用がかかりません。
そのうえでデザインもテンプレートなどであれば、その点の費用も省かれます。
最近では、簡易に更新・修正ができる管理画面を持ったサイト(CMS付きのサイト)がほとんどかと思います。
実際に管理画面の機能を付加するには大変な構築工程が必要になります。
しかし、現在では広く使われているCMSをカスタムした自社のテンプレートを制作会社が持っていたりします。
また、無料で配布されているものもあり、そうしたCMSを利用してカスタムしたり設置・調整だけで済んでしまうということもあります。
そうした無料で技術者が利用できるサービスによって、ホームページ制作の効率化が進んだということも安価なホームページが作れる理由の1つです。
ただし、安価でも「手を抜いている」というわけでは決してありませんので、「安かろう悪かろう」に当てはまるかと言われるとそうでもないと思っています。
もちろん、どうしてもオリジナルなものであったり、デザインの再現に手間がかかるものや構築以外にも撮影や編集が必要なもの(スチール撮影や動画など)、システム的な付加があるとどうしてもその分は高くなります。
なので、そうした理由がない場合では、ホームページが安価であっても疑うことはありません。
最初の内容に戻ってしまいますが、
「どういったホームページが必要なのか?」をお考えのうえで、制作会社に依頼できれば良いのではないでしょうか。
それでは、本日の記事はここまでとなります。
もし、「こんな内容を書いてほしい」「こうしたことを知りたい」ということがあれば、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
できるかぎりリクエストにも応えていきたいと思っております。
宜しくお願い致します。
2020年12月17日 株式会社ギブセンス
ディレクター 宗和志